アスラン、キラ・・・と、本編後→劇場版に向けての立ち位置について、
ドキンの思った事、そして希望を、以前書きました。
ならば、やはり『シン』についても書いておこう・・・!
ということで、今回はDESTINYの裏主人公となってしまった彼について!
今度のスペエディⅣにて、やはりシンの存在は、
デュランダル議長の意のままに操られる、有能な『戦士』として、
レイ共々、キラ&アスランと対立する事となりますよね。
でも考えてみると、シンというのは、一番私たちに近い存在なんだと思える。
キラは、人工子宮から生まれた、『最高のコーディネーター』。
アスランは、プラント前々議長の息子で、血筋のよろしい一流貴族のようなもの。
シンは、言わずと知れた一般庶民の子。
そんな三者三様な彼等は、戦争という大きな渦の中で偶然出会い、そして戦った。
それぞれがMSに乗り、戦士となるに至った経緯、
そしてDESTINYまでの心情を振り返ってみれば、
キラ
→突然のZAFT軍の襲来。友を守る為にMS乗る。
その後、人を殺める行為(敵味方とは?)に悩む。
SEED覚醒。自分の力で、戦争のない世界へと導く事を決意。
出生の秘密を知り、自分の存在に悩むものの、
己の力は愛する者達を守る為に有ると信じ、定め、再びMSに乗り、戦う事を決意。
アスラン
→母を失い、祖国プラントを守る為、ZAFT軍に入隊。赤服MS乗りになった。
父の名に恥じぬよう、軍の命令に従っていたが、
親友を殺めるという行為、そして婚約者のスパイ容疑等によって、
自分の中に戦争への不信感が生まれる。
再び戦下に戻った先で、己が殺したと思っていた友の姿を見て、
冷静に、今自分は何をするべきなのか・・・考え、その結果第三勢力として戦う事を決意。
その後オーブに移住するものの、平和への願い、
そして実の父の行った行為への懺悔の気持ちは持ち続ける。
DESTINYでは、議長の存在もあり、途中迷走したものの、
自分の願う平和への想いが通じているAA側へと、見事(ようやく)戻ってきた。
そしてシン
→肉親をMS戦の犠牲により、目の前で失くし、独りプラントへ移住。
ZAFT入隊後、議長に能力を見込まれ、赤服MS乗りになる。
最新鋭機に常に搭乗し、また戦局でも見事な活躍を見せ、クルーからもヒーロー扱いされる。
守る為に手に入れた力。ならば、自分が護りたいものを攻撃してくる敵は、排除せねばならない!
護るべきモノの為、敵と定めた相手には、非情になってしまう。
また黒幕として、デュランダルの存在。
更に、己の信念を強く持った同僚のレイに揺さぶられ、最終戦局に向かう中、
戦士としてのタダの駒となっていった。
ざっと、こんな感じで、この3人のMS戦士があるわけなんだけれど、
こうやってまとめてみると・・・、やはり、シンの精神的危うさって、大きいよね。
キラは不殺をやれる人。
アスランも、(ほぼ)冷静に戦える人。
ただ、シンだけは!?
彼はMSに乗るようになった原因からして、『怒り』が占めている気がする。
だから、どんなに腕の良いパイロットだとしても、その戦いに向ける気は、『怒り』が多い。
スペエディⅣにて、本編ではあった、同胞のルナマリアを撃とうとしてしまうシーン。
あれが入っているかどうか・・・まだ分からないけれど、
最終的に、シンの中では怒りと悲しみとが入り混じって、精神的に混乱した状況だったのは確か。
アスランに撃ち落され、月面にて号泣したシン。
ドキンが思うに、あの涙は、今まで自分がやってきた事。
信じて従ってきた事(要塞が沈むシーン)が、全て崩れ去ったからだと思う。
俺は、一体何をしてきたんだろう・・・?
きっとあの後、シンは己が殺めた多くの命への懺悔の気持ちに、胸が押しつぶされそうになると思う。
でなければ、人間じゃない・・・とドキンは思うし・・・。
いや、しかし!!
本編終了後、FINAL PLUSにて、シンはオーブにて慰霊碑に参っていた場面がありました。
ルナマリアも、メイリンも一緒に!・・・そこで、キラと初顔合わせをして、涙ぐむシン。
ああ、キラとシンが手を取ったよ~!めでたし、めでたし!
・・・果たして、そうなのか?
シンにとって、あの場所は、悲劇の始まりの場所のはず。
二回目の大戦前、オーブに入港したミネルバにて、艦を降りるかどうかさえ・・・迷っている感じだった彼。
たとえば、戦争後に自分の過ちを反省して(そんな簡単な感情ではないだろうけど)、あの慰霊碑前にいたとしよう。
1月号NT等でも書いてあったが、あそこで出逢った『キラ』の言葉、
【たとえ何度吹き飛ばされようが、僕達はまた花を植えるよ!】
これが、今後の彼らの(いやキラの)姿を現しているそうなんだ・・・!?
そして更に、あの戦争後、シンはZAFT赤服のまま、プラントにて軍人でいる様子。
・・・シンは、そもそも何故戦士になったのか?
守れなかった家族がいたから・・・そんな悲劇をもう二度と繰り返さない為、戦士となり世の中を守る!
そして、戦後シンが守りたいものは何か・・・?
キラはラクス。アスランはカガリ。ならば、シンはルナマリア!?
・・・月面で、自分を強く抱きしめ、なぐさめてくれた彼女だけに、
戦後シンのハートは、彼女を守る事を筆頭に考えたのかもしれない。
そして彼女がMS乗りとして、現役を続けていくとしたら、当然!シンも続けるだろう。
・・・だから、あれだけ最終的に(アスランによって)打ちのめされておきながらも、
プラントにて赤の軍人・・・なんだろう、と、ドキンは推測しました。
ただ・・・・。
そう、タダ。
個人的に、ですが。
シンは、プラントで軍人(それも赤服)のままで居られる状況なのが・・・信じられないドキンです。
だって一応最終局面まで、デュランダル派だったんだよ?
要は反ラクス派だよね!
それなのに、何のお咎め(降格)も無いまま??
できたら、オーブ内で生活するシンが見たかったな・・・。
それならば、当然カガリとの絡みもみられそうな気がする・・・。
シンは、アスハ家の事を一体どういう風に見ているのか?
どんな風に、戦後思い始めたのか?
ただMS乗りとして一流だから、プラント軍人(要はガンダムに乗る人)。←辛口ですが
みたいに思えて、どうもドキンは納得できませんがね。
戦争はヒーローごっこじゃあない!・・・ハズですもの、ね・・・。オホホ。
劇場版にて、シンの心の移り変わりがどうなっているのか?
やっぱり期待半分。不安半分。ですね。
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