LOVE SEED
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11/24/11:01 [PR] |
09/10/10:28 晩夏爽やかな風が、辺りを吹き抜けてゆく。
ぶわりと舞い上がった髪を手で掻き揚げて、俺は目を細め見上げた。 あんなに眩しかった太陽も、気がつけば遠く青空の上・・・。 夏も終わり。 肌に感じる空気が心地良い。 「早いものだな。」 思わず呟いた言葉に、脇に居た彼女がチラリと此方を見やってきた。 「何がだ?」 「ん・・・気付けば海も風も温度を変えているんだなって思って。」 普段の生活は、どうしても職務に追われる日々の連続。 だからこんな風にまったりと自然の中に居るとだ。 「気付いたら、もう秋。今年も残り半年だ・・・。」 「・・・あぁ。というか、いきなりどうした?」 俺をただジッと見つめてきた琥珀の瞳。 「いや、なんとなく・・・な。」 「なんとなく?」 「その・・・だ。」 「・・・?」 自分の言葉を復唱しつつ、繋がり重なり合った目と目。 その煌く珠に、感じる熱。 ・・・俺は・・・後何回、君とこうした時を過ごせるのだろうか? 不意に浮かんだそんな疑問は、久方ぶりに2人きり、プライベートな時間を味わう事が出来た喜びの所為。 その裏側にある、己のもどかしさが胸を突いて。 どうか、神よ・・・。 そうして俺はゆっくりと顔を傾け、その柔らかな肢体へと身を寄せていった。 今、この一時にて、時を止め給え・・・と。 合わした唇は、禁断の実。 それを食べてしまえば、もう後戻りは出来ない。 そう分かっていても、尚・・・求めてしまう。 感じるは、罪の味。 「まっ・・・て、ダ・・・メ。こんな所で・・・!?」 「待てない。」 そして静かな夕暮れ時の浜辺にて、金色と紺色のシルエットはもつれ重なりゆくのだ。 甘くも切なく、そして耽美に・・・深くどこまでも。 ・・・ということで、夏の終わりに戯れるアスカガ妄想でした☆にゃんにゃんw (朝から何を書いているんだかwww) PR
|
|
|