LOVE SEED
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11/24/08:38 [PR] |
09/15/10:25 彩食人にはそれぞれ、自分の好みの色がある。
艶やかな朱色に澄んだ藍色、眩く映える橙色にしっとりと全てを飲み込む墨色まで。 この世のモノには色があり、そしてそれが各々を主張している。 ――彩り。 それはとてもとても、不思議なモノ。 「お前の目って、凄く好いよな。」 目の前、自分の頬に手を当てながら喋る君。 その甘く魅惑的な蜜色の瞳で、ただただ真っ直ぐに俺を見つめながら。 「碧のような萌黄のような・・・不思議な色でさ。」 「そうか?」 「うん。なんか、気持ちが吸い込まれていくような?そんな感じがする。」 緩く俺の眉を撫でながら、彼女は呟きフッと笑った。 それはとても幸せうに。 まるで野に揺れるタンポポのように。 そしてフワリと揺れてそよいだ金糸髪から、君の香りが鼻を掠めて。 「凄く・・・好い。」 耳へと届いた嬉しい声。 それが胸を奮わせ、思わずグッと両目が細まる。 そしてカァと上昇していく俺の体温。 「俺も・・・。」 2人きり、戯れているこの温く幸せな部屋の中、既に大きく意識が妬かんでいるのだろう。 何より、この手に触れているその白い柔肌、煌く金色の毛髪、そして朱色に染まった頬や唇。 君という存在を形成している全てのモノ。 そう、今自分を切なく甘く見つめている瞳の色さえも・・・。 その全てが愛しいと、この胸は感じて止まないのだから。 ・・・君と、交わりたい。 これは男の欲望なのか? それとも純粋な人としての願いなのか? そんな判断は付け難い胸の中に、俺は彼女を強く引き入れ抱きしめて。 ・・・好きだ。 目に乗せて囁いた言葉に、繋がる想い。 そして意識はパァと弾けていったのだった。 短文UPしました。 採食(作り言葉)、色を食べる。 これまた朝から何を妄想してんだか・・・w。 ふふ、今ちょっとツイッターが面白くて・・・気分的に高揚してるからかな☆ お粗末様でした! PR
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