通販についてですが、とりあえず6月20日の午後11時ごろをメドに開始しようと思っています。
恐らくですが携帯からも注文が出来るようになっている筈です。
OFFLINEをクリックして頂ければ繋がると思うので・・・。
(自分でも一度試してみますね^^)
新刊である『花橘の重ね 中ノ巻』について。
挿入されているのは・・・
☆桃の花ノ編 ☆焔情の編 ☆変化ノ巻(書き下ろし)です。
ここで少し、変化ノ巻についてのご紹介をば・・・。
書き下ろしSS『変化ノ巻』、ページ数41P。
このお話が大人表現を多大に含むので・・・中ノ巻は18禁本となっております。
アスランとカガリのエロシーンは、『変化ノ巻』の約4分の1。
(↑これを書くのに、多大な時間を費やしましたww)
では、以下は冒頭部分のご紹介です。
恋は人を変えると言う
それ程に、惹かれた人の心は夢中となり
その相手の元へと想いを馳せる
あまりパッとしなかった者が
ある日を境に、突然まるで羽化した如く綺麗になったり
酷く弱腰で頼りない印象であった者が
妙に凛とした雄々しさを身に備えたりと
十人十色
その変化は、その者が嵌った恋の形に添い従う
それ程に、恋とは凄まじい力を備えている、不思議なモノ・・・
「コニール?どうかしたのか?」
自分よりも後にこの殿へとお勤めにやってきたその者が、何故だか妙に気を沈めているような姿が目に入り、私はふと声をかけた。
2つ歳下の彼女は、その童顔の所為でかなり若く見られがちだ。
そんな娘の行く末を心配した父君と母君によって、かなり無理矢理に宮中への出仕を強いられたらしい。
当初、中宮シホ姫様の元へ挨拶にやって来た彼女は、それは酷い仏頂面で、止む無く古参の女房等の不評を買い捲ったのだ。
だが寛大かつお優しいシホ様は、そんなコニールの為にと私とミリィを指導役に抜擢されて・・・。
『コニールは少し気持ちが穏やかで無いのかもしれません。お二人はそんな彼女をどうか励ましてあげて下さい。』
直接そのようなお言葉を賜った私とミリィは、これが切欠で彼女と深く関わりを持つようになっていく。
『よろしくな、コニール!私はカガリだ!分からない事があれば、何でも直ぐに聞いてくれ!』
自分も宮中に来てまだひと月も経ってはいなかったが、日々のお勤めにも慣れてきた頃の事。
後輩が出来た事が嬉しくて、意気揚々と彼女に自己紹介、先輩として大きく胸を張ったのだ。
とはいえ万事が順調ではなく、当初は強情なコニールに手を焼き、時に言い合いをしたりもして・・・。
だが日々の勤めを繰り返す内に、私とミリィそしてコニールは次第に打ち解けあい、今では良き女房仲間となっていたのだ。
そんなある日の朝の事。
今だ寝起き姿のまま、どうにもぼんやりとした顔つきで座り込んで
いたコニールに、私とミリィは小首を傾げた。
「何処か身体の具合でも良くないのか?」
「う・・・ん。」
「大丈夫?良かったらもう少し横になっているとか?」
だが彼女は首を横に振り『大丈夫だから』と言うと、のっそりとし
動きでもって起き上がる。
そうして着替えを始めたものの・・・これまた何処か上の空状態!
「コニール?本当に大丈夫なのか?」
「無理しては駄目よ?体調が悪いのならばその様に言って、御休みを貰えば良いんだから!」
「う・・・ん。大丈夫。本当に・・・大丈夫だから。」
だが先程と何ら変わり無く、大丈夫と繰り返す彼女。
その目つきは大きく宙を泳ぎ、明らかに視点が定まっていないというのにである。
~間に紆余曲折を経て・・・~
幸いにも其処にあった庭木がクッションとなり、倒れこんだ両手や両膝を守ってくれたらしい。
やや枝先がチクリと皮膚を突きはしたが、さしたる怪我も無く、ただぶつかった拍子に大きくグラついた頭の冠。
私はそれを押さえつつ、とりあえずゆっくりと身を起こした。
・・・一体何なんだ!?
何かがいきなり真横から飛び出てきたが、それは果たして・・・!?
ゆらりと見上げたその先に、何やら黒い影が目に入った。
それはどうやら人のようだが・・・?
瞬間、自分はただただ両目を見開き固まる!
・・・何故ならばだ!?
「大丈夫でしたか!?」
同じく頭部を押さえつつ、此方に向かいそう尋ねてきたその人は?
見事に均整の取れた身体つきに、思わず見惚れる程に綺麗なその瞳!
この月夜の闇の中、浮かび上がる姿形と今この耳に聞こえた声!
それは正に!?
・・・あ、あ、あ・・・!?
この思いもよらぬ遭遇に、私はもう頭の中が真っ白。
だって、まさか本当にこんな所で『彼』と遭遇しようだなんて!?
「すみません。ちょっと・・・足がもつれてしまい・・・。」
何処か上擦ったようなその声音は、珍しく彼の動揺ぶりを表しているようだった。
驚きに目を瞠った私の手前、申し訳ないという顔つきで此方を見つめているその人!
・・・ア、アスラン・・!?
ぶつかった痛みに顔を顰めつつ、私はこのあまりに信じられない遭遇に、ただただ驚き唖然となる。
いや、まさかのまさか!?
・・・今、こんな所で彼と遭遇しようとは!?
地面に倒れこんだまま、私は驚きに大きく身を固める。
ぶつかったと思しき腹部を片手で押さえつつ、自分を見つめている彼。
その姿形は、何処からどう見てもアスランにしか見えないのだが!?
・・・といった内容です。
最初の方はほとんどアスカガ色出てませんが、最後の方は無茶苦茶濃い。
まあ、面白おかしく読んで頂けるお話だと思います。
通販は、同時に以下の物もご注文頂けます。
☆(アスカガ平安時代パロ)『花橘の重ね 上ノ巻』 850円 (残10冊)
☆(DESTINY以後短編小説集)『彼・彼女的嗜好』 400円
☆(アスカガ高校生パロ)『BUD OF LOVE』 250円
何か繊細についてお聞きしたい事があれば、何なりとお申し出下さいませ。
それから、アスカガオンリーイベント『アルビレオ』にて無料配布した(アスカガ社会人パロ『十三夜』設定)『熱伝導』を付けて欲しいと言う方がおみえでしたら、ご注文の際にお申し出ください。
(自家製印刷ではありますが)商品に添付させて頂きますので!
以上、お知らせでした!
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