LOVE SEED
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08/09/02:39 或る夏の日の晩・・・「あれ?お前・・・どうしたんだよ、ソレ!」
「ん?・・・って、あぁ・・・これか?」 「切ったのか?」 「・・・というか、えぐった・・・というのが正解かな。」 「どうして・・・!?いつやったんだ!?」 「これは、つい3日前だったかな・・・。」 「3日前?何やってだ?」 「これは・・・だ。」 「うん。」 「その・・・ちょっと、よそ見をしていてな?」 「??恒例の、機会いじりをしていての事なのか?」 「あぁ。うん・・・ちょっと工具を使い損ねて、その・・・腕にズサーッと滑った。」 「・・・にしては、酷いな?」 「・・・。」 「痛むだろう?」 「ちょっと・・・な。」 「けど、お前らしくも無い。そんなミスしたりするぐらい、疲れていたのか?」 「いや、疲れては居なかったんだけれど・・・ちょっと慌てて・・・。」 「慌てたって?何に慌てたんだよ?」 「いや・・・。」 「??」 「だから・・・その。工具を触りながら、TVを見てて。そしたら・・・こうなった。」 「深夜にTV見ていて慌てるか・・・?っというか、それは一体どんな番組なんだよ!?」 「え?あ・・・いや!TVっていっても、その民報とかじゃなくて!映像の方をだな・・・。」 「映像?映像って・・・?」 「いや、だから・・・今ホログラムオルゴール機を作っていて。それで、それに使用する映像を選んでいて・・・。」 「ホログラムオルゴール機!?」 「そう。ちょっと、思わず作りたくなったから。」 「で・・・一体その映像ってどんなのなんだよ?」 「・・・。」 「おい?」 「・・・まだ、未定だから。」 「未定っって・・・それは、私に言えないような映像なのか!?」 「・・・出来たら、見せるよ。」 「っ・・・そんなの待てない!教えてくれたっていいだろう!?」 「いや、でも・・・!」 「でも?でも、何だよ!?」 「言ったら・・・反対されそうな気がするから。」 「・・・!一体、どんな映像を見てたんだ!?アスラン?はっきりと教えろよ!」 「・・・。」 「おい!?」 「去年の夏・・・アスハ家のプライベートビーチに行った時のモノだ。」 「去年の・・・?」 「あぁ。その時のカガリをホログラムにして、オルゴールをつけてプレゼントしようかな・・・と思ってだな。」 「うん・・・。」 「で・・・去年の映像を見ていたら・・・だ。」 「うん・・・って、あ・・・。ああああ!!」 「・・・いや、俺もすっかり忘れてて!たまたま見返したら、その・・・な!」 「ッ・・・バ、馬鹿!忘れてたのに!!」 「いや、だから・・・その・・・。」 「大体!あれはお前が悪いんだぞ!い、いきなりあんな気を起こすからっ!!」 「うん・・・はい。ごもっとも・・・。」 「って!いや、だから!その前に、何であの時の映像をホログラムなんかにしようとしてるんだよ、お前は!!」 「・・・いや、何となく。」 「っ!?」 「そう、夏といえば海。海といえば水着・・・で、カガリの水着姿の映像が無いかな・・・と思ったらさ・・・。」 「と、と、と、とにかく!!そんなホログラムは作らなくて良しだ!!」 「・・・。」 「分かったか!?」 「あぁ、分かった。(というか、もうほぼ出来上がっているんだけれどな)」 とかなんとかいう、ある夏の晩のアスカガ話でした。 うふふ、去年の夏にビーチで何があったのかは・・・皆様のご想像にお任せいたします♪むふふ。 PR
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