命とは・・・?
よく『これ以上は年をとりたくはないな~!』とか冗談で言ったりしていましたが、この作品を見た後はそれが軽々しく言えなくなりました。
流れていく月日を実感出来るのは、自分が記憶と共に老いていくから・・・なんですよね。
そうならず、永遠にピーターパンの如く若いままだったら?
確かに楽しい時が永遠に続くように思えるかもしれない。
でも、それはいつ終わるとも知れない無限の繰り返し・・・。
人々に平和を実感させる為に生まれた『キルドレ』たちによる『戦争ゲーム』。
彼等の命の価値は?そしてその存在意義は?何より、彼等の気持ちは?
あまりに綺麗な空の描写や、激しくも細かい戦闘シーンに気持ちが持って行かれがちでしたが、やはりこの世に生まれた『命』には、それなりの権利があり価値があってしかるべき。
「僕は子供だからね。」
自分が『キルドレ』であることは分かっていても、それ以上の事や過去の記憶が無い。
いつ生まれて、何処で育って、どれだけパイロットをしているのか?
分からないが、戦闘機に乗っている。
そして敵を倒す為に、常に命を張っている彼等。
「時々、あの娘を見ていると嫌になるわ。」
自分が産んだ子が、もう間もなく自分を追い越そうとしている事実。
(というか・・・子を産めるんだ!!この設定が意外でした^^)
何ていうのか、問題提起型映画なだけに後味は微妙な感じ・・・。
でも、実に奥の深い作品でした!!
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